「マブラヴ」、「マブラヴ オルタネイティヴ」 クリア。

 

エロゲ史上に名を残す傑作と名高い作品を、今更ながら完全予備知識無しでクリアした。

エロゲやる人間なのにここまで知名度の高い作品についてここまで情報を得てなかったのは逆に凄い奇跡だなって思うわけだけど。

実際エロゲーマーの端くれとしてここまで激烈に評価の高い作品をやってないのもどうなん?って気持ちは去年くらいからずっとあって、それでついに機会が生まれて、プレイしようという決意に至ったわけなんだけども。

 

はい。ざっくりとした総評はですね、たったひとことで収まります。

 

 

 

 傑 作

 

 

 

良かった・・・。

とても良かった・・・。

 

 

マブラヴ」をプレイし始めたのが5月28日、クリアしたのが6月4日。

マブラヴ オルタネイティヴ」をプレイし始めたのが6月4日、クリアしたのが6月9日。

実に13日間の死闘だったわけだけど、自由に使える時間のほぼ全てと睡眠時間を捧げてプレイした甲斐があったよ・・・。

 

 

ここからはちょっとだけネタバレ気にしないで書くから今後プレイするかもしれない人は見ないほうが良いと思うよ。

あと、クリア済の人からしたら「何いってんだこいつ?」ってなるかもしれないけど、2003年、2006年発売のゲームを2018年にクリアしてんだから生暖かい目で見てくれな?

からしたら新作みたいなモンなんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

いいかい?

 

 

 

 

 

 

 

 

いやね、実際ちょっと敬遠してた部分は正直あった。

そもそも超長いと聴いていて、2作品のプレイが必須、しかも「マブラヴ」自体の評価ってそうでもないわけで。

どっちかって言うと「オルタネイティヴ」の方が傑作傑作と言われていて。

でもね、プレイして、クリアしてわかったんだけど、

この二作を分離して評価をする意味は無いんだよね。

マブラヴ」があっての「オルタネイティヴ」なわけで、もはや続編でも無くて、「マブラヴ」と「オルタネイティヴ」は一つの作品として評価すべきなんだと思って。

だから、「マブラヴ」の評価がそうでもない事で尻込みして今までプレイしてなかったのは失敗だったな・・・と感じた。

 

正直、「マブラヴ」をプレイしててキツい部分はあった。

千鶴ルートと彩峰ルート、冥夜ルートと純夏ルートが対になっていて、大きな展開の変化が乏しくてプレイしててダルさを感じたんだよね。包み隠さず言うと。

千鶴→彩峰→たま→冥夜→純夏

という順でやったから尚更既視感との戦いで折れそうになった部分はあった。

単独しているたまルートが面白くて仕方ないと感じるくらいには。

でも、「オルタネイティヴ」をプレイしてる途中で、

全キャラ全ルートやって良かったな・・・。

って素直に思えたし、やった事の意義があると感じた。

実際冥夜と純夏のルートをクリアすればアンリミテッド編は開放されるわけで、スルーする事も出来たし、プレイ済の友人からも、「最悪の場合はメイン二人だけクリアしろ」って言われてたんだけどね。でもやって良かった。本当に。

まぁ、既視感あってちょっと辛かったけどラブコメ系エロゲとしては全然おもしろかったけどね!!!!

んで、「オルタネイティヴ」をプレイしている途中でどんどん「マブラヴ」の評価が上がって行くわけですよ。

あの超王道も王道、激烈にベタなラブコメの中に巧妙に散りばめられた伏線を回収していく様には美しさを感じた。

だから、「マブラヴ」あっての「オルタネイティヴ」だし、「オルタネイティヴ」あっての「マブラヴ」なわけで、そこを分けて考える必要は全くねぇなと。

 

 

オルタネイティヴ」プレイ開始直後に、「マブラヴ」をただの「前提」と思っていたときにしていたこのツイートが実は上手い事言ってんなー、って思って。

超説明不足で駄作な「エヴァQ」だけど、もしかしたら最新作ですべての伏線が回収されて、駄作という烙印を押された「エヴァQ」ももしかしたら名作だったと言われる日が来るのかもしれないな、と。

いや・・・無いか・・・庵野だし・・・。

ってか公開されないか・・・庵野だし・・・。

 

中身についてはグダグダ語っても仕方ないからあんまり触れませぬ。

いや、書こうとは思ってたんだけどあの超大作について書いてたら朝になるわ。マジで。

 

そのかわりに別な事ちょっと書く。

今現代は

「現代でクソほど役に立たないゴミが異世界に転生して理由もなくお手軽無双だれも悲しまない死なない勧善懲悪ハッピーやったー!」

みたいなしょーもない作品が流行ってるけど(その手の作品大嫌いなんだけどね)

そんな中でこの傑作がアニメ化したらどうなるんだろうな?っていう気持ちはある。

現代の腑抜けたアニメ視聴者、受け手にはどう取られるのだろう?

武は元々王道エロゲ主人公然とした主人公。訳もなく異性に好かれる。それが異世界に転生した事によって無双どころか苦しみのどん底に叩き落とされて、苦悩して、自分の力の無さに苦しみ、何度も何度も悲しい別れをする事になる。

異世界系やループ系の原点(もしかしたら違うかもしれないけど)にして、最近のしょーもない作品に対してのアンチテーゼとして成立してるのはちょっとおもしろいな、と思う。

実際僕アニメ見ないからあんま関係ないんだけどね❤

あと、僕が心の底から大好きな「キラ☆キラ」にしてもそうだけど、アニメ化されない事による作品のブランド力ってのは絶対にあるから、してほしくは無いかなって。

これまた僕の大好きなカオスヘッドカオスチャイルドなんて、原作は素晴らしいのにアニメ化した事によって惨憺たる結果に終わったしね・・・。

 

というわけで、傑作でした。本当に。

「キラ☆キラ」に並ぶほど、プレイしていて心を打たれて、たくさん泣いたゲームだったよ。

 

特にヤベー所に関しては触れてないから、皆も是非この傑作をプレイしよう!!!

テキスト読むの超早い僕がめっちゃ時間捧げて13日かかってるからどんだけかかるかわかんないけどな!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

最後に僕がキャラクターに受けた印象の変わりようを見てお別れです。

 

 

 

 

 

 

 

またね。